当院で結構使うものとして、アルンアルフアがあげられます。
無論、医療用のものを使っています。
アロンアルファではなくアロンアルフア。
キャノンじゃなくキヤノンみたいな感じで、最後のアは大文字ですね。
それはさておき、アロンアルフアは結構便利なんです。
皮膚の被覆に使ったり、ちょっとした傷に使ったりします。
猫の去勢手術では切開した場所を縫わなくてもほとんど問題ないのですが、当院ではアロンアルフアでくっつけています。
傷にゴミがくっつかないようにするための仮止めのような感じです。
あとは、爪折れ等で爪が取れてしまったときにも重宝します。
犬や猫は爪が長くなってくると、ちょっとした拍子に抜けることが多々あります。
爪がなくなった違和感と血の臭いのため舐めることが多いのですが、傷もずっと舐められてしまうと悪化します。
そのため、取れたところをアロンアルフアでコーティングしてあげると違和感が減り治りが早くなります。
あとは、動物病院では引っかかれたり噛まれたりで大きな傷が出来ることがあるのですが、その際には自分の皮膚にコーティング。
血も止まって違和感も減っていい感じです。
家庭用のアロンアルフアも使える事があります。
例えば、足が悪くなって引きずるように歩くようになってしまった子の爪の保護のためです。
足を引きずるようになると、爪の上側が削れるようになり出血する事があります。
また、変に力がかかり爪が割れる事もあります。
院内で処置する場合は医療用を使いますが、家でやる場合は家庭用でいいよと指示しています。
他にも色々使い道がありますが、非常に便利な道具です。